2008年4月12日土曜日

日々の備忘録 3

共働きパパになってみた方へ

4月がもう2週間くらいたちますよね。
今月から保育園に通わせているご家族も多いんでしょうね。

4月から共働きママになった方は,職場復帰の勘をとりもどしつつ,新人さんの研修お手伝い,それに3月で退職した方の業務の引継ぎなんかで,もうパニくってる方も多いと思いますよ。

それにとりもなおさず,お子さんの送り迎えですね。

たいていそのころのパパも同じように忙しいですから,子供のお迎えも遅くなりがちですよね。

子供たちにとっても,初めての団体生活だし,体調をくずしてお熱が出たりすると,ほんと明日どうしよう,休めんのかな?会社に何て言おう・・・,と心配するママが多いと思います。

基本的には,保育園に正式に入る前に「慣らし保育」といって,3~4時間くらい預ける予行演習を2週間くらい行ってから,本式に8時間くらいの保育へ移行させるんですが,4月入園の子供たちは原則,「慣らし保育は無し」で,一斉に4月入園になってしまうんですね。

というのは,少数の子が年度の途中で,慣らし保育に来るぶんには,園の負担もそれほどではないと思うんですが,4月入園の子は大人数ですから,その子たちが一斉に3月の中旬くらいに押し寄せてしまうと園も大混乱ですよね。たいてい1歳児が多く入園する月ですから,2,3人の子に対して1名の保育士さんをつけなければいけないんですね。ほんとは。
でも,慣らしの子たちの分を見てあげられるだけの保育士さんの数はいないし,園の許容スペースも限りがありますしね。難しいです。

多くの会社が3月決算で,たいていの教育機関って4月スタートじゃないですか。
気候的にはいいかもしれませんけど,効率で考えると,あらゆることを3月締め4月始まりにしなくてもいいんじゃないかと思います。


今から6年くらい前,僕の部下にK君という男性社員がいました。彼の家には娘さんがいて,ちょうどやはり4月入園で,集団生活に慣れていなくで熱をよく出していたんですね。
彼の奥さんはワーキング系だったので,当然,娘さんが保育園を休むとき,どちらが子供の面倒をみるかで争いになっていたようです。

当時,僕の家は子供がいなかったので,「なにをそんなに不安なんだい?」なんて軽く聞いていたんですが,そのころはそんなにワークライフバランスが提唱されていなかったし,今思えば,「K君,今日はもう帰れよ。あとは俺がやるから」とか,もっと言ってあげればよかったと反省しています。

彼は,どちらかというとすべて抱え込んでしまうタイプだったので,僕が異動になった後,育児と仕事に挟まれて,いたたまれない気持ちになったのか,退職してしまいました。

その後,彼は数年くらい育児に専念しました。

最近ですが,思いがけないところで再会しました。育児がひと段落して,ある職場で働いていました。働き場所が見つかって,ほんとによかったと思います。
お子さんは2人になってました(笑)。

日本では,まだまだこんなケースはまれですよね。
高度成長期の「男は仕事,女は家庭」というスタイルはもうとっくに吹っ飛んでいるのに,いまだに職場って旧態依然としていることって多いです。

僕らが管理職になった今,堂々と休める職場のモデルを急いで築かなくては,と真剣に思った今春の一日でした。

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