2010年1月27日水曜日

コドモネタ 38

統合とか廃合とか

僕の住んでいる街は都心のため、子供の数がかなり少ないです。
そのため例えば、小学校などでは全体で150人以上いる学校というのがとても少ない状況です。
ここ何年かで小学校の統廃合が結構ある様子です。
ご近所に聞くと、昔から都心は統廃合は決して少なくはないと言われました。
その時々の趨勢によって人口が結構変わりますしね。

教育委員会等の説明を聞くと、人数が多くいる学校のほうが授業がやりやすいとか、体育などはやはり人数が少ないとゲームが成り立たないので、例えば1クラスで野球チームが少なくとも2チーム(20人くらい)いないといけないとか、理由はいろいろあるようです。

係の職員の方がポソっと、「少人数の学校は、通常の学校に比べて年間1億円くらい余計に費用がかかる」と言ってましたが、おそらくは本音はそこなのかなと思います。
公共施設なので、損益はあまり表に出ませんが、人件費や施設維持費など考えると、僕らのような社会人から見れば、人数の少ない施設のほうが維持するのに難しいというのはなんとなく納得できます。

ただ政府などは子育て支援とか、小子化の緩和とか旗を振ってますが、保育園の少ない環境や、幼稚園との垣根問題とかいろいろありますけど、やっと保育期間が終わって、さあ小学校入学というときに、「おたくのお子さんの通う小学校はいつ無くなるかわかりません」みたいな説明を受けると、なんだかな~、って気分になりますよね。
とはいえ、その対象の学校にうちも子供を通わせていますけど。
(わが街は学校選択制度というのがあって、もしその学校がいやなら他の学校に転校していい、という権利があるんですけど、そんなしょっちゅう環境を変えてまで転校する子はいないですけどね)

教育のリストラっていうのも分かります。
大人の視点で見ると中学や高校の数に比べて小学校の数のほうが多く見えるので、少し減らしても大丈夫、という考えなのかもしれません。
(でも小学生ってまだ体力もそんなにないしリスキーな道路もいっぱいあるし、中学生以上と同じ感覚で通学圏を広げて考えると危険ですよ。大人の足で測るのではなく子供目線で検証しないと)

あれだけ保育園の待機児童がいっぱいいるのに、小学校の数減らしても大丈夫だという行政の観測もなんだか心配です。ただ都心は人口の流入流出が多いので、確かな検証がしづらいというのも同情します。
器って一度作ってしまうと、壊すにも作り変えるにも費用も時間もかかりますしね。
ならば、「どうぞわが街に住みませんか!こんなにたくさんいいことがありますよ!」みないな積極的な営業(政策)もしたほうがいいのかな。
よく地方の人口が少ない町でやりますよね。
うちの実家の隣町でもやってるらしいし。。。

朝っぱらから、ラッシュのように自転車で子供たちを保育園に預けにくるパパママの一方で、ガラガラの幼稚園送迎バスに乗ってる子供達を見てたら、「なんか違うよな~」と思ってしまいました。


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